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傷だらけの体、額から汗と血が滴っている…
ヒカルは言った。
「終わりにしてくる…」
「はは、当たり前だろ」
「とっとと決めちまえ」
…奥の、さらに先を見た。
そこには最大の難関、いわゆるラスボスがいる。
「つけ上がるなよ!?貴様の力で、この一撃が防げると思ってるのか!!」
ラスボスは、両手の平を重ねた…恐ろしいほどの圧力を感じる。
…思わず身震いした。
「…」
身体中の力を一滴残らず振り絞って…心に込める。
「余計なお世話だ。俺、お前なんかに負けないし」
互いの力が衝突した…
音もなく、光りだけが部屋に行き渡った。
…すべてが決着した。
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