B'z

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朝、半目の私は、路面電車に乗るため、電停に向かいます。 路面電車とは、だいたい道路の真ん中に線路が引いてあり、車の往来に影響されることもある、なかなか不定期な乗り物です。 それはさておき。 電車とか、バスとか、いつも同じ時間帯に乗り合わせる人っていますよね? その彼も私にとってはそんな人でした。 (文面が恋の予感クサい?) ・・・そんな色気、半目の私に期待しないでください。 彼に気づいたのは突然でした。 シャカシャカシャカ・・・ んっ? これは・・・ 『僕(私)は、気持ちよく音楽を聴~てますよ。』 (タテノリしてるのが周りにバレてるのに気づいてませんよバージョン)だ‼ 携帯からイヤホンのびてます。 うるさっ。 短気な私はイラッときましたが、半目な為、気持ちもまだ半分です。 どうやら彼はB'zを聞いているようでした。 ちなみに、隣で立っていて、ばっちり聞こえるほどの音量です。 吊革を持ち、隣で目をつぶりわずかに揺れてる彼。 電車の揺れでは足りないのか、自ら震度3ぐらいで揺れてます。
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