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その日、二人はデートをしていた。
ゲーセンで遊んだりファミレスで食事したりと普通の友達感覚のデートだったが、二人にとったら充分幸せな一時だった。
「なぁお前結局俺のどこが好きなんだよ?」
「だから教えない!」
「何だよ俺ちゃんと恥ずかしい思いをして教えたのにずるいぞ!」
「(恥ずかしいね)勝手に教えたのはおまえだろ!
別に絶対に教えろなんていってねぇもん!」
一也はまだ気付いていなかった。
イタズラ心とはいえ尚哉がかなり苛立っている事。
そしてこのイタズラ心がとんでもない事態に発展する事を…
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