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「悟、今日からお前のボディーガードでありマネージャーの佐山さんだ。」
安原 悟
彼は日本を代表するミュージシャン。
17歳の若さでありながら美しい容姿と歌声の持ち主で彼の出すCD売上は毎回100万枚を軽く越えていた。
老若男女問わず大人気の彼は当然ファンも多く、ファンクラブ会員も10万人以上いる。
しかし最近になって彼を妬む輩が手紙やメールで『殺す』等と脅したり、彼の写真にナイフを突き刺した物を送ってきたりと事務所側はかなり困っていた。
「だからってボディーガードなんて大げさ過ぎじゃありませんか?」
正直そんな悪質なイタズラを気にとめてなかった悟はマネージャー兼ボディーガードの佐山 勇二の事を鬱陶しく感じていた。
「あ…あの俺精一杯頑張ります!」
かなりオドオドして頼りなさそうな勇二だったが何故かそんな彼に悟は不思議な思いを感じていた。
(なんだこの感じ?)
「あの駄目ですか?」
「…まぁかなり気が進まないけどもう決まった事だから別にいいよ!」
「ありがとうございます!!!!」
こうして二人の物語りは幕を挙げた。
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