第2話

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温泉旅行当日がやってきました。 政志くんの運転する車に乗り込み出発です。 私はもちろん彼女席の助手席で。 後ろの比菜チャンと山瀬くんもさぞかしドキドキワクワクしてんだろうな。 と後ろの席を振り替えると……。 寝てる!? 二人とも寝てるよ!? 礼「政志くん…二人とも寝てるんだけど💧」 政「あ、え?疲れてんじゃない?」 礼「私的にはお菓子食べながらオブラディオブラダとか歌って盛り上がるはずだったんだけど…」 政「何でオブラディオブラダなの💧」 礼「やっぱり芸能人は忙しくて寝る時間もないんだね。てゆーか旅行の間もずっと寝てるなんてことないよね!?」 政「わかんないよ、寝貯めするかもしれないし」 礼「そんなのやだ!私の計画がぁ💦」 政「大丈夫だよ」 礼「なんの根拠があってそんな事言ってんの…。ま、寝てるのも今のうちだよ…お楽しみはこれからなんだから…フフフ…」 政「礼美、顔が恐い」    そうこうしてるうちに旅館に到着。 政志くんがチェックインを済ませる。 部屋はもちろん男女別で。 ここで男子グループとはお別れ。 食事の時に向こうの部屋で一緒に食べる予定になっている。 比菜チャンと私は 部屋の扉を開け、それから真っ先にデッキに向かった。 比「きゃ~超キレイ!」 礼「凄いね凄いね!」 私たちが見た景色はまるで沖縄のような下田の海岸とまばゆいぐらいの夕焼けだった。 ちらほらとサーファーもいる。 比「海岸に下りてみない?」 礼「うん!」
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