第3話

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私と比菜チャンは海岸へ下りる。 私はベタに波とたわむれ、砂浜に自分の名前を描いた。 比菜チャンはボーッと下田の海の先を眺めていた。 海を眺める一人の美女…画になる…。 すると海から出てきたサーファーが私達に話し掛けてきた。 サーファー「どこから来たの?」 礼「東京です」       サーファー「へぇ。俺も東京出身だけどここの海に惚れて下田に移り住んだんだ」 礼「そうなんですかぁ、でも寒くないですか?3月だけど波は冷たいし」 サーファー「うん。でも今の時期は人が少ないから存分に泳げるんだよ」 その時サーファーは比菜チャンの存在に気付いた。 サーファー「あれ…?上原比菜?」 比菜チャンはすかさず後ろを向き顔を見られないようにした。 サーファー「上原比菜だよね?」 礼「あはははは💦よく似てるって言われるんですよこの子💦でもホンモノよりは不細工ですから💦」 サーファー「ん~そういわれてみればそうかも。そんなに色黒だったっけ…でもなぁ、似てるんだよなぁ…」 礼(どうしよ💦ばれるよ、そのうち💦) その時誰かが遠くから私の名前を呼んだ。 振り替えると…政志くんだ! 礼(ナイスタイミング!) 政「何やってんの~」 私はサーファーの方を向き、100%の笑顔で 「じゃ、彼氏が呼んでますんでぇ~」 と言い捨てて比菜チャンと共に政志くんのもとへ戻った。 それも走って。 その瞬間のサーファーの顔は「ポカ~ン」としていたに違いない。 比「危ない危ない💧山瀬といたらスキャンダル発覚になっちゃうわ💧」 礼「よかったね💦山瀬クンがいなくて」
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