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私と比菜チャンは海岸へ下りる。
私はベタに波とたわむれ、砂浜に自分の名前を描いた。
比菜チャンはボーッと下田の海の先を眺めていた。
海を眺める一人の美女…画になる…。
すると海から出てきたサーファーが私達に話し掛けてきた。
サーファー「どこから来たの?」
礼「東京です」
サーファー「へぇ。俺も東京出身だけどここの海に惚れて下田に移り住んだんだ」
礼「そうなんですかぁ、でも寒くないですか?3月だけど波は冷たいし」
サーファー「うん。でも今の時期は人が少ないから存分に泳げるんだよ」
その時サーファーは比菜チャンの存在に気付いた。
サーファー「あれ…?上原比菜?」
比菜チャンはすかさず後ろを向き顔を見られないようにした。
サーファー「上原比菜だよね?」
礼「あはははは💦よく似てるって言われるんですよこの子💦でもホンモノよりは不細工ですから💦」
サーファー「ん~そういわれてみればそうかも。そんなに色黒だったっけ…でもなぁ、似てるんだよなぁ…」
礼(どうしよ💦ばれるよ、そのうち💦)
その時誰かが遠くから私の名前を呼んだ。
振り替えると…政志くんだ!
礼(ナイスタイミング!)
政「何やってんの~」
私はサーファーの方を向き、100%の笑顔で
「じゃ、彼氏が呼んでますんでぇ~」
と言い捨てて比菜チャンと共に政志くんのもとへ戻った。
それも走って。
その瞬間のサーファーの顔は「ポカ~ン」としていたに違いない。
比「危ない危ない💧山瀬といたらスキャンダル発覚になっちゃうわ💧」
礼「よかったね💦山瀬クンがいなくて」
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