記念日

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 5分ほど過ぎ、吸っていたタバコがもう終わる頃に圭介は戻ってきた。 「彼女…?」 私の顔が多分ぁまりにも不機嫌だったから、圭介は驚いた顔をした。 「まさか!!家に電話だょ」  疑いは晴れなかったが、それほど圭介のことを好きと言うわけでもなく。ただ単に、自分に興味のない男が気に食わないだけだ。  また車を走らせ、居酒屋で夕飯を済ます。  車を運転する圭介は飲まなかったが、私はかなり飲んで正直酔っ払っていた。
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