あなたへ

圭介

　これが圭介からきた初めてのメール。

　｢メールありがとう☆もう家ついたの？｣

　数時間前にいた駅前の夜のコンビニで、私と友達はナンパされた。
それが圭介だった。

　｢暑くない？てゅぅか蚊に刺されるよ｣

　制服からでた足を指差しながら、圭介はそう言った。
大きな黒い体に似合わず優しく笑う、少し幼い顔、嫌いなタイプでゎなぃ。
　私と友達は圭介に誘われ彼の車に乗り、その友達を含めた４人でドライブをし、カラオケ。

　家に送ってもらうときに圭介にアドを聞かれて、交換をすると｢メールするゎ!｣

　といって、彼はまた笑った。