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ムクが病気になってしまった
日に日に弱って行くムクに
僕は何をしてあげたらいいかも分からず
ただ見守る事しかできなかった
ムクが寂しそうに僕を見る目がつらかった
ある日
とうとうムクは立ち上がる事もできなくなった
病院に連れて行かなきゃと思いムクを抱えようとするが
まだ小さかった僕には持ち上げられず
その時
家にいた大人はばぁちゃんだけだった
僕はばぁちゃんに必死でお願いした
ムクを病院に連れてってよ!ムクが死んじゃうよ!って
僕は泣きじゃくりながらばぁちゃんの前掛けをひっぱった
困った顔をしながらも
ばぁちゃんは立ち上がった
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