137人が本棚に入れています
本棚に追加
/136ページ
そんなん、紹介なんかいらねーし!
・・・・
連チャン率あげれんの!?凄くね?
俺勝ち組になれんじゃね?
「ねーねー、君は連チャン率上げれるんでしょ?
そしたらさ・・・」
「無理よ」
ラッキーガールは眼鏡を拭きながら、言葉の氷を俺に刺した。
「最後まで話させてよ・・・」
「私達を見る事が出来る人には、私達の力は作用しないみたいよ?
でも、機会そのものの出方はするから良いんじゃなあい?」
・・・ちっ!
俺の酒池肉林がっ!
「せっかくの大チャンスだと思ったのにな!」
「あなたってヨコシマな人ねぇ・・・
でも素直だわ、私そうゆう人好きなのよ」
おいおい、俺に惚れちゃったかぁ?
人間だったらなぁ・・・
俺が考え事をしている間に、ラッキーガールはさっきのマントの男を連れてきた。
「彼も神様なのよ!貧乏神♪」
こえー!貧乏神すげーこえー!
顔がフードで見えねえし!
「ねえ、ねえ!あなたの名前ってなんて言うの?」
急にラッキーガールが話し掛けてきたから、俺は10センチ程飛び上がった。
「田中太郎・・・」
「は?」
「え?」
「ギャハハハハハ!マヂかよ?何?偽名?」
くっそー・・・
ステレオで笑いやがって!貧乏神にいたっては、笑いすぎて咳き込んでるじゃねーか!俺が殺意を込めて睨んでいると、貧乏神はヨタヨタと立ち上がろうとしている。
その拍子にフードがハラリと落ちて、貧乏神の顔が見える様になった。
最初のコメントを投稿しよう!