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・・・・・・
「アハハハハ!ヒッヒィー!腹いてー!なんだお前!」
貧乏神の顔が見えた瞬間から、爆笑するのは俺に変わった。
どっからどう見ても、単なる腹の出たオッサンだ。
しかもハゲ。
俺は周りの人にはラッキーガール達が見えない事も忘れて、大爆笑した。
「くっ・・・このクソガキャア!とりついてやろうか!」
貧乏神は真っ赤になって怒っている。
頭まで真っ赤になってるのを見て、俺はさらに笑った。
すると鈴木が心配そうな顔して近づいてくる。
「お前、本当に大丈夫か?事故でどうかしちゃったんじゃないのか?」
あまりに鈴木が心配そうに見てくるので
本当の事を話そうか迷ったが、余計に心配をかける事に気が付き思い止まった。
「わりぃわりぃ、ガンダモのパロディー本読んで爆笑しちまったよ」
手元に本があって助かったな・・・
こんなに気の良い奴にこれ以上心配かけらんねぇ。
どうすっか・・・
鈴木は、本当に大丈夫なんだな?と念をしつこく押してから打ちに戻った。
「オッサン落ち着け。
取り敢えず、ここじゃ目立つから外に行こうぜ。
あんた達に聞きたい事が出てきたし。」
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