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軽トラを走らせ5分後…
「僕たちが確率的に一番高いよね。ログアウトするのに。」
荷台の>>1さんが運転席のおにぎりに後ろから顔を出しながら言った。
「そうだね…ん?…うわぁぁっ!!」
>>1さんと話すのにバックミラーを見ていたおにぎりは何かに気付いた途端、顔色を変え、突如軽トラのスピードを上げた。
「わっどうしたの!?おにぎり君っ!」
ビュンと風に煽られながらも>>1さんは慌てておにぎりに問うた。
「うっ、後ろ…!!!」
その答えに、>>1さんが後ろを振り向くと…
白い背の高いネコがとてつもない速さで迫って来ているではないか!
しかも3人。
こっちは車なのに今にも追い付かれそうだ。組体操のように合体しながらも勢いはハンパない…
「ハァハァ…待ってよー!色男ー♪」
どうやら背の高い白いネコ──八頭身達は>>1さんに一目惚れしたようだ。
「うわぁぁぁぁん!!キモいよー!!」
1さんは余りの気色悪さに叫んだ…
果たして二人は八頭身から逃げ切れるのか…
《プロフィール⑤》
管理AIナンバー4~6,八頭身
姿形が全く同じで見分けがつかない八頭身の白いネコ。色男に目がなく、捕まえていたぶるのが好き。今回のターゲットは>>1さん…
武器…多数ある?オレンジ色に光る。
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