別れ

3/3
前へ
/153ページ
次へ
  瞬の家の前に タクシーが止まってるのが見えた。     『???』     瞬は瞬の母と タクシーに乗り込んだ。     『…瞬くん?』     未来は一生懸命走った。     タクシーは動きだす。     『瞬くーんっ!待ってぇ!』     未来はタクシーを おいかけた。     5歳の未来の足が タクシーに 追い付くはずもなく     どんどんタクシーが 小さくなっていく。     未来はつまづいて転んだ。     『うわぁ~ん。瞬くん行っちゃヤダぁぁ。』   
/153ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1732人が本棚に入れています
本棚に追加