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「お前、ただもんじゃねえな」
目の前に座る男の態度に柳は眉を動かし見据えた。
『悪いが気の長いほうじゃねえ、俺の質問に答えな』
柳の言葉など無視する男についに組員達の堪忍袋は切れた。
「野郎、なめた口叩きやがって」
一人の若手が掴み掛かると男は左足をすっと上げ男の身体をあっさり地に戻す、それを合図にするかのように次々と組員達は男めがけ殴りかかるもあっさり攻撃は交わされ次々と床に呻き声を上げながら倒れた。
『ずいぶん教育のなってねえ、さっさっきの続きだ』
「お前、何者じゃ」
唖然とする柳にすっと身を乗りだし顔を近づけた男
『俺はお巡りさん』
口端をあげ笑った男の言葉にその場に居た全員が呆気にとられた。
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