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智弥「父さん…薬中だった。薬を買う金がなくなると俺を殴ったり蹴ったりして金を持ってった。その繰り返しでとうとううちの金は底をついた。」
思ってもいなかった過去に俊弥は驚いた。
智弥「食べ物もない、金もない…俺はいわゆる援交かな、それを始めた。中学生をやとってくれる所なんてあるはずがない。」
俊弥は耳を塞ぎたくなった。
智弥「父さんは狂った。突然叫んだ。突然怯えた。俺を殴ったり蹴ったり。ある日学校から帰ると、父さんは家にいなかった。去年の五月だった。」
担任「もう…いいから…」
それでも智弥は話を続ける。
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