疑い

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智弥「突然叫び声が聞こえた。家から出ると体中血まみれにして倒れている隣の家の人がいた。その隣には父さん…それから父さんは笑いながら首をかきむしった。伸びすぎた爪でひっかき首から血が出た。とうとう、皮膚の中に指が入った…」 担任と俊弥の目には涙があふれていた。無意識のうちに俊弥は智弥を抱き締めていた。 俊弥「そんなことがあったのも知らないで…」 智弥「いいんだ。」 担任「警察に電話しよ。薬の事。犯人、見つけような…。」 三人はしばらく泣いた。
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