3087人が本棚に入れています
本棚に追加
「はぁ~、それにしても、どっかに良い男でもいないかなぁ。」
秋ちゃんがいきなり
話題を変える。
「え、どうしたの?突然。」
「だってアタシらもう二年だよ?この一年部活ばっかで恋愛の一つもしてないしさぁ。この調子だと味気ない三年間で終わっちゃう気がするんだよねぇ~。」
はぁ~、と深い溜め息をつく秋ちゃん。
私は首を傾げて考えた。
「そうかなぁ。部活楽しいけど‥。」
「それはそれ。確かに青春の一つには違いないけど、やっぱ高校生と言ったら恋愛だよ、恋・愛!」
秋ちゃんの反論に私はまた首を傾げた。
呆れた、と言う風に秋ちゃんがまた溜め息。
「ったく、明はそんなんだからいつまで経っても彼氏出来ないんだよ?」
秋ちゃんだっていないのに‥。
「まぁ、とにかくさ、好きな人出来たら絶対教えてよね?相談乗るからさ♪」
「うん。出来たらね。」
約束して、私達は
バス停で別れた。
さぁ、明日から部員も増えるし、頑張ろっと!
最初のコメントを投稿しよう!