402人が本棚に入れています
本棚に追加
俺達は城崎町に来た
「いや~長かったな~零一が遅いから疲れちったよ」
笑いながら零一に話しかける。
「恵太…殴るよ?」
爽やかな笑顔を浮かべて零一が拳を握る。
「ちょい待ち!悪かった!すんません!ついでにありがとう!だから顔殴るのは止めて!」
「ったく…」
零一が拳を下げる。
俺は今零一がこいでいる自転車の後ろに乗っている。
「…で、どこ行くんだ?」
「そ~だな~デザ丸でパフェくうか?」
「恵太、腹減ってんのか?」
「いや、なんか今デザ丸でサービスしてるらしいから言ってみただけだけど?」
「あ~なんかそうゆうことを楓(かえで)さん達がいってたな~」
「あぁ楓さんと梓(あずさ)がいってたんだ。なんでもバケツ二杯分もあるパフェが半額で食えるらしいぞ」
この前聞いた話しを零一とする。
楓さんと梓っていうのは先輩とクラスメートで二人は兄妹だ。
二人は幼なじみの先輩と三人でいってきたらしい
「いや、楓さんの話しじゃすごい混んでるんだろ?それに楓さんがあの量は人間の食べる量じゃないっていってたぞ。やめとこう…」
「う~ん残念だ…学園のアイドルでもある清花(さやか)先輩が食べたというデザ丸パフェを俺も食ってみたかった…」
「それはわかるが…男二人であそこに入るのはちょっとな~」
「しゃあないな、じゃブラブラすんべ」
「そうしとこう」
最初のコメントを投稿しよう!