始まりの日

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俺達は城崎町に来た 「いや~長かったな~零一が遅いから疲れちったよ」 笑いながら零一に話しかける。 「恵太…殴るよ?」 爽やかな笑顔を浮かべて零一が拳を握る。 「ちょい待ち!悪かった!すんません!ついでにありがとう!だから顔殴るのは止めて!」 「ったく…」 零一が拳を下げる。 俺は今零一がこいでいる自転車の後ろに乗っている。 「…で、どこ行くんだ?」 「そ~だな~デザ丸でパフェくうか?」 「恵太、腹減ってんのか?」 「いや、なんか今デザ丸でサービスしてるらしいから言ってみただけだけど?」 「あ~なんかそうゆうことを楓(かえで)さん達がいってたな~」 「あぁ楓さんと梓(あずさ)がいってたんだ。なんでもバケツ二杯分もあるパフェが半額で食えるらしいぞ」 この前聞いた話しを零一とする。 楓さんと梓っていうのは先輩とクラスメートで二人は兄妹だ。 二人は幼なじみの先輩と三人でいってきたらしい 「いや、楓さんの話しじゃすごい混んでるんだろ?それに楓さんがあの量は人間の食べる量じゃないっていってたぞ。やめとこう…」 「う~ん残念だ…学園のアイドルでもある清花(さやか)先輩が食べたというデザ丸パフェを俺も食ってみたかった…」 「それはわかるが…男二人であそこに入るのはちょっとな~」 「しゃあないな、じゃブラブラすんべ」 「そうしとこう」
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