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幸男達は大和国を北上し伊賀国に入り南近江一帯を所領とする伊井直孝の領地に入って居た。
なるべく敵に悟られないように険しい伊吹山の道を進んだ。
幸男「しっかし敵に見つからない為とは言ってもわざわざこんな獣道を通るとはね~……」
小助「………いつ徳川の刺客が現れるか分かりません………油断はなりません……」
小助は木の枝を音も無く飛びながら話した。
その内日が暮れ始め、辺りに静粛が漂った。
幸男「この辺りで今日は野宿にしようか」
小助「………私は周辺の偵察に参ります………」
小助はいつの間にか忍装束に変わっており、姿を消した。
「バチバチ………バチバチ…………」
小さな焚火をお越しながら握り飯を口に含んだ。
幸男「明日は伊吹山を横断しなきゃな…………大変だろうな………」
その頃大坂城では将達を驚かす情報を見つけた。
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