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幸男達は今日中に伊吹山を超えて美濃国大垣の地で真田家の使いと合流する手筈だった。
幸男「しかしいくら人が通らない道でも誰一人警備兵が居ないのはおかしいね………」
小助「………近江国に入ってから民はおろか旅人一人とも会っておりません………」
小助は懐から既に短剣を取り出し密かに構えており幸男も刀を何時でも抜けるようにしていた。
そして暫く無言の時が流れた後幸男は小助に合図した。
小助は無言のまま頷くと走れる準備をした。
幸男「走れーーー!!!!」
幸男は虚空蔵を走らせ小助も忍特有の走りで幸男に付いて行った。
「ダッダッダッダッダ!!!」
すると先程まで幸男達が居た場所に数人の忍がクナイを構えて幸男を追い掛け始めた。
幸男「やっぱり伊賀忍かよ?!」
幸男達は更にスピードを上げたが忍は更に距離を詰めていた・・・・・
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