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幸男達は大男達に囲まれて馬に跨って先頭を歩く青年二人に続いて街外れまで来ていた。
青年1「ここらで良いだろう」
青年は馬を止めると男達に周囲の警戒に回した。
幸男「わざわざ手荒な歓迎ありがとうございます真田信吉殿、信政殿」
信吉「流石軍師………と言うべきですかな?」
信政「久しぶりだね小助、それにはじめまして幸男殿」
信吉とは違って礼儀正しく信政は挨拶した。
信吉「徳川の刺客がいつ現れるか分からんからな。常に周囲を警戒させねばならぬ」
幸男「ではそろそろ上田城を向かいましょう、時間を食っていれば怪しまれるから………」
信吉「そうだな……………全員警戒を怠らず上田城に向かうぞ!!」
男達はいつの間にか真田の鎧に着替え、槍や刀を抜いて警戒しながら出発した。
幸男はどうにも不可解に思いながらも虚空蔵を出発させた。
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