9人が本棚に入れています
本棚に追加
/55ページ
「起きて、パパ」
パパは昨日、いつ戻ってきたのでしょうか。
どうやら部屋に帰ってきても研究の続きをして、よく眠ってないようです。
ベッドではなく机に臥して寝ていることから、その様子が分かります。
「パパ島だわ!」
サラの声で大きなあくびをしながらパパは起きました。
「島に着くのか。いよいよだな。さあ、準備を…。」
服を着替え、トランクに詰めました。降りる準備はすぐに整いました。
船が島へ近づきます。新しく作られた特別な小さい港に入りました。
サラはパパより早く船を降りました。そして、二人分の荷物を持って、パパも降り立ちました。
乗船チケットを船員に渡すと、帽子を脱ぎ一礼して船のなかへ戻って行きました。
サラとパパは、次の街へ向かう船に手を振りました。
最初のコメントを投稿しよう!