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長いような短いような
甘いようなしょっぱいような
初めてのキスは言葉じゃ言い表せないような感覚で
馬鹿だと笑われるかもしれないけど
これを幸せというヤツなのかもしれない
「...え...?」
そんなことを考えているとルイの唇の感覚が消えた気がして目をあけた
「...ルイ?」
『気がした』なんかじゃない
本当にルイは俺の前から消えた
「..は?..ちょッ..なにしてんだよ」
俺は立ち上がってルイの姿を探した
きっと恥ずかしいとかいって隠れてるんだろうと思って
「...ルイ..?」
でもそんなのすぐ違うとわかった
いつだってルイは俺が呼べば
いや、呼ばなくたってすぐ出てくるのに
おかしい
おかしすぎる
「―――ッルイ!!!!」
まさかこんなに俺が必死になる日がくるとは思ってもみなかった
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