駆け抜けて性春

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「そうだな~・・」 ―――バサバサッ💥 適当に答えてごまかそうて思った矢先 俺の頭が少しだけ重くなった 「大丈夫か?南」 「...ってェ..なんだァ~?」 頭に手をやるとなにやら温かい感触 そっと掴んで見ると ―――ピチュチチ 「...鳥?」 水色の綺麗な鳥だった 「セキセイインコじゃん!懐かしい~」 渚は俺の手の中にいる鳥の頭を指で撫でた 鳥はなんだか気持ち良さそうだ 「..ルイ...?」 まさかとは思って恐る恐る名前を呼んでみた ――ピチチ 鳥は返事はしたけど俺の顔を見て首を傾げた 「お――い!!紺野――ッ!!!」 ちょうどその時白衣を着て大きな虫取り網を持ったヤツが走ってきた 「悪いなその鳥ウチの研究室のなんだ」 「ああ💡そうなんだ」 息を整えながら笑って言う彼にそっと鳥を返した やっぱり違うか... 「コイツおてんばでさ~この間も逃げ出してケガしたってのに」 「ははッ大変だな」 「笑い事じゃないよマジで~今日なんか俺の昼飯食いやがったんだから」 「「あははは」」 笑う俺と渚に彼は手を振って研究室に戻っていった
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