アノ日のままのケータイ

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アノ日のままのケータイ

『キミのことが好きなんだ だからもう一度‥』 また朝になって目がさめる 何度同じ夢をみたら気がすむのだろぉ‥ 意気地のない俺は 繰り返しては消えてぃく 言葉のかけらを‥ 自らの手で離したんだ キミはもぉほかのヤツがいて 俺のことなんか‥ 雨のしずくょりも感じとっていないんだろぉな‥ 冷たいコンクリートを 横目でながし 今日も会社に向う 学生のころに 一緒に笑ったキミは いつも俺の隣りにいて 毎日が楽しくて‥ 嬉しくて‥ ‥まさか こんな日々がくるなんて‥ ァノ時の俺はまだ知るよしもなかったんだ‥ もぉ無理なんだろぉか‥ ケータィの着信履歴は いつの間にか キミの名前が消えていて‥ 几帳面な俺の キミのための専用フォルダーからも‥ もぉメェルだけ空っぽのままだ‥ もぉ‥ほんとぉに‥ 無理なんだろぉか‥
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