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「深夜0時を過ぎて、公衆電話に1人いって電話をかけるんだよ」
「で?」
「その特定の番号にかけると…」
「特定の番号って?」
と聞かれ賢司は得意気に鼻をならした。
「それが不明だったんだよ!どこからでたのか何番なのかは…でも、オレは諦めずに調べたんだ。…そして見つけたんだよ番号♪」
「何番?」
チッチ!
と人差し指を左右に振り、舌を鳴らす。
「そんな簡単に教える訳ねぇーじゃん♪」
(ムカッ)
ニヤニヤ笑いながら言う賢司に輝はイラついた。
「…でも輝には教えてやるよ♪」
「サンキュー」
素っ気なく返事をする。
「話しは戻るけど、電話をかけると当たり前のように繋がるんだよ!そして切る。するとその公衆電話に電話がかかるんだって…そして受話器を取ると…」
キンコンカン
チャイムに遮られ、話は終わった。
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