公衆電話

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「はぁ…はぁ…」 どうなってんだ? あれはなんだ? 速く逃げないと… ザッ… !来た!! 男は何かに怯えながら 逃げていた。 「はぁ…はぁ…ふぅー……まいたか…?」 『ワレ…ブジョク…ユルサン…』 不気味な声が聞こえる。 「き、来た!?…クソッ!!」 男は後ろを向き路地裏に走っていった。 「…うそだろ……」 男は壁に囲まれて行き止まりに… ザッ…ザッ… 『ユルサン…ユルサンゾ!!』 不気味な影が男の元に歩み寄る。 「な、なんだよ…あんた誰だよ!!」 『ワレヲブジョクスルトハ…コノクツジョク…シニアタイスル!!』 不気味な影は背中から大きな鎌を取り出す。 「…うそ…だろ?じょ、じょうだん…」 『ユルサン…ユルサンゾ!!』 影は鎌を大きく振り上げた。 「待て…いやだ…やめろぉぉぉ!!!!!」 ザシュッ!!! 『……』  ――――――― ――――― ――― ―――― ―― ― ― … …
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