公衆電話

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「いってきまーす」 輝は学校に行くため家をでた。 バイク通学のためエンジンをかけ、学校へ向かった。 ――― ―― ― ガラガラ… 「おっはよぉ♪」 「おわっ!?賢司!!」 輝が教室のドアを開けると友達の賢司が飛び付いてきた。 「なぁ輝、今日のニュース見た?」 「いや…見てない」 輝は自分の席に向かいながら喋っている。 「あの事件またあったらしいぞ」 「…へぇー」 興味なさげに返事を返す。 「へぇー…ってお前、今日で耳狩り五件目じゃん!!しかも全部近くじゃん!?気になんないの!?怖くないの!?」 ここまで一息で言い、輝を見る。 「…興味ねぇー」 素っ気なく返事を返す。 「…あの噂本当なのかなぁ」 「…うわさ?」 「おっ、興味あるの♪」 「ちょっとな…」 「じゃ、教えてやるよ!!」 (…なんかムカつく) 「ここ一週間の間に出回った話しなんだけど…――」 賢司は語りだす…。
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