目論見

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「…っ。お前、何が目的だ!言いたい事があるなら──…」 "こんな電話越しで話しても埒があかないわ。貴方が暇な時で良いから、会って話しましょう?そっちの方が、貴方にとっても都合が良いでしょう?仕事のする時間が増えて…" そう言いながらクスクス笑うエリーに、透は言葉も出なかった。 "また、電話するわ。その時、都合の良い時間を教えて頂戴。待ち合わせ場所も、貴方の自由で良いから…" エリーはそれだけ言うと、一方的に電話を切った。 その電話に困惑する透だったが、クリスの関係する事をこのままにしておけないと、時間が取りやすくなる様に、急いで仕事を終わらせたのだった…。
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