3章
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あの時は確か、喧嘩をして怒られ、家を締め出されていたんじゃ、裏から入ろうと中庭に来たときに風が吹いたかと思うとそこに人の気配がしたんじゃ。 「誰だ!!」 ワシはそう呼び掛け目を凝らして見て見るとそこには白い着物を来た人間が立っていたんじゃ。 男だったのか、女だったのか暗かったしよく分からなかったが、なんと言うか両性的な奴じゃったなぁ。 そいつはなぁ、自分は桜の精だと名乗ったんじゃ。
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