4章

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「それじゃお父さん、何か不自由があったらすぐに行って下さいね。」 「ああ」 「お爺ちゃん、またお話聞かせてね。」 「ああ、一雄もわがまま言わないでちゃんと学校にも行くんだぞ。」 「うん!」 一雄は元気良く返事をした、今日学校であった事などもうすっかりと忘れている様子だ。 一雄は葉子に手を引かれ自分達のマンションへと向かった、一雄は何度も振り返り桜の見える家を見ていた。
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