5章

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死神の仕事は死んだ生き物の魂を、あの世と呼ばれる所へ導くのが仕事である、その生き物の命が尽きてから魂(精神)を抜き取るだけでいいのだ。 しかしこの死神スレイブとは不思議な死神であった、昔から死ぬ前の生き物に死を宣告し、せめて死ぬ前に悔いが残らぬように好きな事をさせてあげたい、そんな気持ちをもっていたのだ、これは彼が人間だった頃の記憶がそうさせているのかもしれない。 「やはり伝えるべきではなかったかな‥‥。」 スレイブは呟き空を見上げた‥、空は何処までも続いている‥‥。
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