1章

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彼のお爺さん、名前は桜庭庄之助。 この地域の家では珍しく中庭にとても大きな大きな、桜の木が生えた立派な家に一人で住んでいた。 谷山一雄の父は医師でいつも忙しく、母も家事に追われ一雄の相手はいつも庄之助であった、その為極度のお爺ちゃん子になってしまった。 学校から自分の住むマンションに帰るよりも、庄之助の住むこの家に帰る事のほうが多いくらいである。
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