6章

3/14

35人が本棚に入れています
本棚に追加
/77ページ
「私に何か用ですか?」 「ええ、実は‥‥、」 「庄之助さんを殺さないでほしいとでも言うんですか?」 「それは‥、」 「勘違いしないでください、私は庄之助さんを殺しに来た訳ではありません、ただ迎えに来ただけですから。」 「どうにもなりませんか?」 「天命には逆らえません。」 桜の精は少し考えて。 「一週間!いえ、二、三日でも構いませんなんとか‥。」 スレイブが遮るように。 「私は、お二人の事はよく知りませんが、何故そこまで入れ込むのですか?貴方にとったらタダの人間でしょう?」 「庄ちゃんは私の命の恩人なんです。」 そう言って桜の精は語り始めた。
/77ページ

最初のコメントを投稿しよう!

35人が本棚に入れています
本棚に追加