6章

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「私ならいいんです、この辺りも近代化が進み、私達植物には住みにくい環境になりつつあります、根もはれずこのままではもっても二十年といったところでしょう。」 「でも、そんな事をしたら‥‥‥。」 「未来が変わりますか?」 「私達には未来は分かりませんから、そこまでは言いませんが、なんらかの異変はでてしまうと。」 「‥、二日!二日だけで構いません、但し私の残り二十年の命をフルに使って二日間庄ちゃんを若返らせてほしいのです。」 「わ、若返らせる!」 「庄ちゃんの夢、叶えてあげたいんです。」 「夢?まさか、一雄君に!」 「はい、若い姿で一雄君に伝えさせてあげたいんです、本当の強さを、お願いします。」
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