6章

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空へと舞った10円玉が、桜の精の手の甲へと乗り反対の手をかぶせた、そして桜の精はゆっくりと手をひろげた。 「私の勝ちですね。」 10円玉は表向きだった。しかしスレイブは納得出来ずに。 「そのコイン見せて下さいよ。」 「嫌です!」 桜の精は即答した。 「どうしてですか?」 「どうしてもです!」 スレイブの疑いは確信へと変わった、桜の精から強引にコインを奪いにかかった。 「怪しすぎる!見せて下さい!」 「ちょっと待って!あ!駄目!」 スレイブは桜の精から強引にコインを奪った、するとそのコインはなんと両面同じ絵柄だった、両方が10の絵柄になりように二枚のコインを削って一枚にしたものだった。
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