7章

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庄之助の正面を見てみると、正面の壁から顔だけを覗かしているスレイブの頭が見える、庄之助はこれに驚きお茶を吹いたようだ。 「お邪魔しま~す。」 そう言いながらスレイブ身体は壁をすり抜け、一雄家へと入ってきた。 「お前さんなぁ~。」 「スイマセン、いきなり。」 そう言いながらスレイブは庄之助へと近付いてきた。 「スイマセンじゃないわい!あんな所から顔だけ出しとったらビックリするじゃろ!もう少しで死ぬかと思ったぞ!」 「本当にスイマセン、一軒ずつ確認してたものですから。」 「ふ~、で、一体なんの用なんじゃ?」 「その~大事なお話がありまして。」 そう言ってスレイブは庄之助の背後へと回った、庄之助はまだ驚かされた事に腹をたてているらしくスレイブの方は見ずに台の上を布巾でふいている。
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