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「魂を導く案内人か。」
「はい、あ!死神は私だけだと思っていたんですか?だったらこんな事していられませんよ、こうしてる間にも人はどんどん死んでいるのですから。」
「そうか、そうじゃのう。」
スレイブは急に話を変えた。
「あ!そんなことより大事なお話があるんですよ。」
「ん?大事な話?」
「はい。えーと、なんて言えばいいかな?」
「ん??」
「貴方は明日死んでしまいますが、最後に貴方の願いを叶えてあげたいのです。」
「願い?」
「はい、あるでしょう?やり残した事が。」
「もっと生きていたいのう。」
「それは無理です、いや、いいのか?ん?」
「どっちなんじゃ!」
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