7章

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「いいえ、どちらでもありません、明日と明後日の二日、二日だけ生きていてもらいます。」 「何?二日?たった二日生き長らえたところで何も出来んわい。」 「ただ生き長らえるだけではありません、貴方は昔に戻るのです。」 「昔に?」 「ええ、貴方は若返るんですよ、二日間だけですがね。」 「若返る?昔の身体に戻れるのか!」 「はい!見せてあげて下さい、一雄君に強さを、本当に強いと言うのはどう言う事かを。」 「一雄に…。」 「それが……。」 「…それが?」 「いえ、何でもないです、さぁ目を閉じて下さい。」 「…わかった。」 スレイブは目を閉じた庄之助の額に手をかざした、すると暖かな桜色の光が二人を包むように光りそして消えた…。
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