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「は~い、OKで~す。」
目を開き自分の身体を見回す庄之助。
「なんじゃ?何も変わっとらんぞ。」
「なんじゃ、ケチケチするなよ。」
「ケチって!……、仕方ないでしょう私にはそんなに力がないのですから!」
「すまん、すまん、しかし明日が楽しみじゃわい。」
台所の方から葉子と一雄が庄之助呼び掛けながら部屋に入ってきた。
「お爺ちゃんご飯出来たよ~。」
「お腹空いてるでしょ?ゴメンなさい遅くなって。」
「いやいや、ちょうど腹が減ってきたところじゃ。」
そう言ってお腹を擦ってみせた。
「どうしたの?急に元気になったみたいだけど。」
「ははは、ちょっとな。」
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