7章

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「よかった、お爺ちゃん元気になって。」 「ん?心配かけたかのう?」 「ううん、全然!行こう、今日はご馳走だよ!」 「こら一雄、お父さんいつもと変わらないからね。」 「あ~、お母さん嘘ついてる。」 「こら一雄!」 楽しそうに隣りの部屋へ向かう三人、香ばしい香りが漂ってくる、その姿を見つめてるスレイブ、庄之助の背中に向けて。 「しっかり一雄君に教えてあげて下さいね、それが……、それがあの桜の願いですから…。」 そう独り言のように呟きスレイブの姿が消えた。 部屋には一家団欒の楽しげな声が響いていた。
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