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「そうでした!こっちからですね。」
縁側を土足でのぼり納戸に手を掛けた。
「ぐ~、駄目だ、開きませんぜ兄貴!」
「馬鹿!静かにしろ!どけ、こうするんだよ。」
東が納戸に手を掛けようとした時、玄関のほうから誰かが走ってくる足音が聞こえて来た!
「やばいでっせ兄貴!」
気付いた瞬間にはもう遅く二人がうろたえているところに足音の主が姿を見せた。
「お爺ちゃ~ん!」
怪しい二人に気付いた一雄。
「あれ?おじさん達誰?」
「おじさん!?」
見つかった事よりも、おじさんと言われて事にショックを受ける東、かれはまだ28であった。
「あ!わかった!あなた達が桜の精さんですね!」
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