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「わ～い！僕にも見えたんだ！初めまして山本一雄です！」
「あ～、初めまして、山…、じゃなくて、桜の精です～。」
「馬鹿！」
山路は東に耳打ちして。
「ところで桜の精ってなんです？」
「知るか！馬鹿！」
一雄が何かに気が付いた。
「あれ～！」
山路は心底驚いた。
「ひっ！あ！えっ！ど、ど、どうしたんだい？」
「桜が枯れちゃってる！」
「あ～、みたいだね。」
「桜の精さんは大丈夫なんですか？」
「はぁ？いや、え？何がだい？」
「だって、桜が…。」
東が割って入ってきた。
「大丈夫なんだよ、今は私達二人がここにいるから枯れているんだ、戻ればまた元に戻るよ。」
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