守護霊様

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そろそろ時間になる。 終わり方は… ・「帰って下さい」というと”はい”に鉛筆が動く。 ・「この紙は何枚にして捨てますか?」と聞く。 鉛筆が数字に丸をつける。 ・「ありがとうございました。”出口”からお帰り下さい」と言うと、鉛筆が”出口”に動く。 ・鉛筆を離し、鉛筆を持っていた2人が、紙を教えられた枚数にちぎって捨てる。 …と終われるはずだったが、帰ってくれというと”いいえ”に行く。 何度やっても”いいえ”になり、怒っているように感じて来て、集団パニックになっていた。 泣きそうになりながらお願いしていると、ついに”はい”に移動してくれた。 枚数は?と聞くと、”5”に丸がつき、終われると思った時、急に鉛筆がぐるぐると円を書き始めた。 ”456”に丸が広がる。 えっ?と思いながら、守護霊様を”出口”から帰す。 456枚というのは始めての枚数で普段は2桁で済んでいたのに、それだけ怒ってしまったんだ、と怖くて仕方なかった。 それから、授業中も掃除もちぎっていた……泣きながら。 それから一度も守護霊様をやろうとは誰も言わない。
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