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翌日
日菜子は
昨日 あの侍に会った場所まで来ると
辺りを見渡した
また会えるだろうか‥‥
しばらく歩く
その時
『‥‥‥いた‥‥』
日菜子は呟いた
少し先に
あの侍がいる
今日は一人だ
こっちに歩いてくる
心臓が高鳴った
黙ってすれ違う
暑い暑い夏の朝
爽やかな風が
通り過ぎていった気がした
すれ違ってから振り返る
そして また
姿が見えなくなるまで見ていた
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