第7章
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聡美が帰って しばらく経った いまだに日菜子は 一成と親密になれないでいた どんなに仲良く話をしていても ‥‥どこか 日菜子と一成の間に 線が引かれているように思えた あの方は‥‥ 何を考えているのだろう‥‥ 一体 何が あの方を 悲しい顔にさせるのだろう‥‥ ‥‥一成様 悲しい顔をしないで 私に 笑いかけてください
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