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(キーンコーンカーンコーン)
由美子「ふあぁ~。やっと終わった。と言ってもずっと寝てたけどね(笑)」
高子「んもぅ、テスト前になっても私しらないからね?(笑)ってかさ~お腹減った~。ファミレス行かない?」
由美子「いいねぇ(笑)いこっか!ちっちも行くでしょ~?」
ちっち、本名は虎之助だが皆からちっちと呼ばれている。ただ普通に高校生活をEnjoyしている男子学生だ。
高子「…おい!」
ちっち「え?あ、うん!いくいく!」
ドクン…
ちっち「…痛っ!!!」
由美子「どしたの?」
ちっち「あ、うん。大丈夫…たまにさ、心臓が針で刺されたような痛みがあるときない?」
高子「あ~わかる、痛いよね~。」
由美子「え!?それ2人共病気じゃないの~?(笑)」
(ファミレス)
高子「あ~食った食った~!」
由美子「だね~♪…ねぇねぇそいえばさ、最近2人共いいことないの~?」
ちっち「んなもんあったらココにいないっつーの(笑)」
高子「そだよ~」
由美子「そか(笑)なんかいいことないかなぁ~…ん?アレ…?」
(ヒソヒソ)
由美子「さっきからあそこの席の人がちっちを見てない?知り合い?」
ちっち「ん?…いや、知らないかなぁ。」
見てみると髪の毛が少し長めで茶髪、目の下にほくろのある細身の子だったが目があいそうになったのでそらした。
高子「げっ!!もうこんな時間!?2人共まだいる?」
ちっち「自分達も帰るよ~」
2人を駅まで送って夜道を1人で歩いていると、
「見つけた」
男か女か判別できない声が聞こえた気がした。
(え??)
辺りを見回しても誰もいなかった。なんとなく恐くなって走って帰ることにした。
(バタンッ)
ちっち「ただいま~」
母「おかえり~」
家について風呂につかりながらさっきの声を思い出す。
よく解らないが恐怖にかられ、急いでお風呂からでて布団にもぐりこむ。
天井を見つめていると、次第に意識がもうろうとしてきた。
目が閉じかかってきて、もはや夢か現実かも解らない中天井から影が浮き出し…
「目覚めよ…し者…」
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