37人が本棚に入れています
本棚に追加
声がする方を見てみると公園の入口に女の人がたっている。
女「気をたどってきたのに弱ってるじゃない。仲間と戦った後かしら…」
ちっち「あの…言っている意味がよく…」
女「あら~?とぼけてるつもりなのかしら?…フフっ、まぁどうでもいいけど貴方力を使いなさいよ♪…じゃないと直ぐに殺しちゃうわよ?とりあえずどんな力か解らないけど力を頂かさせてもらうわね♪」
言い終わった瞬間彼女は消えてしまった。
女「貴方本当に能力者なの?私の気すら読み取れないなんて…。」
消えたのではなく既に横に移動していたのだ。
ちっち「うわぁ!!」
四つん這いの状態から更に驚いた反動で横へと転がる。
女「こんな事で驚くなんて可愛い♪」
片手でちっちの胸ぐらを掴み軽々と持ち上げた。
女「そんなに驚く事ないわよ~、どうせもうすぐ死んじゃうんだから♪………。」
何かぶつぶつと唱えはじめると驚くべき事に彼女の顔は鬼のような形相に変わった。
女「…アイシクル!!」
突然目の前が真っ暗になり一瞬息が出来なくなる位腹部に強烈な痛みが走った。
無理矢理目をあけると更に驚くべき事に彼女の腕が氷の柱を生み出し自分の腹部を貫通していた。
女「やっぱ普通の人間と違ってこのくらいじゃ死なないのね。次は外さないわ♪」
彼女が言い終わるのと同時位に
「…鋭い刃と化せ!エアーブレード!!」
…ゴトン。
地面に何か物が落ちたようだったが鈍い音がした。
時間差で自分も地面に崩れ落ちた。
意識がもうろうとする中、別の女の声が聞こえる。
「ったく、忠告してやったのにこのバサイク!」
腹部に手をあてられてる気がしたがそこで意識が飛んでしまった。
最初のコメントを投稿しよう!