おおわれる街

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そしてこの日の夕方。 空に異変が起きた。 「先輩………あれ何?」 「………分からない」 瑞希と遠華はテニス部でコートにいた。 「ねぇ……聖夜……あれ…」 「何だよ!これ!」 燈美と聖夜は教室で自習中だった。 「おいおい……まじかよ!」 紫郎は近くのコンビニにたむろしていた。 「何?……あれ……」 碧は静かにつぶやいた。 彼女は家の自室で本を読んでいた。 「黄嶋先生!一体これは!」 「………………………」 他の先生に言われようやく気づいた黄嶋先生は職員室にいた。 彼、彼女達が見たのは夕焼けが鮮やかな虹の空に変わる異様な光景であった。
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