宮座湖高等学校

4/5
前へ
/34ページ
次へ
 「よう!遠華!今日はギリギリだったな!」 そう話しかけてきたのは細目の少年だった。 「おぅ!聖夜(せいや)!また…後輩が遅れてな!」 照れくさそうな顔で彼は言う。 「ん?なんだぁ?惚れてんのか?」 「ばっ!馬鹿を言え!あんな天然でおっちょこちょいなやつに惚れるかよ!」 ちょっかいを出す聖夜に対して、遠華は顔に血が巡りに巡りて赤くなった。 「くははっ!わぁ~てるわぁ~てるって!」 聖夜は独特な笑い方をする。
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加